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【Excel】オートシェイプを活用したPOP広告の作り方

Excelのオートシェイプは、良く使う図形を簡単な方法で提供してくれる便利な機能です。オートシェイプが提供する機能はそれだけではありません。ここではオートシェイプの便利な使い方とその応用としてPOP広告の作成を行ってみます。

更新日: 2015年04月10日

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オートシェイプの便利な機能

オートシェイプは、基本的な図形だけでなく、複雑な図形を簡単に提供してくれる便利な機能です。

それだけでもありがたいですが、参照式による文字列や数字列の表示が可能です。

 

オートシェイプで参照式を指定する方法

Excel でオートシェイプにより図形を描きます。

その図形を選択し、数式バーで参照式を入力します。これだけです。

残念ですが、直接、関数や演算子を指定することはできません。

次のサンプルは、オートシェイプで楕円を描き、別シートのセルに対する参照式を指定した例です。

オートシェイプに次の参照式を与えています。

=Data!A1

fig_excel_autoshape_ref_1

fig_excel_autoshape_ref_2

 

 

POP広告の作成にオートシェイプを使ってみましょう

応用例として、POP広告を作成してみます。著者の時間の都合で、POP広告の一部のみを作成してみます。

POP広告は、日頃、新聞のチラシなどで目にします。食品や生活品の特売など、生活に役立つ情報を提供してくれる大切なメディアの一つです。

POP広告の作成は、専用のソフトウェアを使ったり、高価なソフトウェアを使ったりしているようです。加えて、ソフトウェアによってはかなりの教育コストが掛かります。

できれば、安価なソフトウェアで、教育コストを抑えた方法でPOP広告を作成したいと考えるでしょう。

そこで、Excel を使用します。特にオートシェイプを利用してPOP広告を作成してみます。

今回のポイントは次の通りとします。

・Excelの標準機能のみでPOP広告を作成し、ソフトウェアと教育に対する費用を極小にする。

・作成したPOP広告は再利用可能とする。

今回紹介する方法は、2つ目のポイントが魅力となるでしょう。

POP広告の一部として、野菜の “パプリカ” の価格を示す図を作成してみます。

1) 商品の図を用意します

オートシェイプにより、ギザギザした星型の図を描きます。

そして、図を右クリックし、”図の書式指定”、”塗りつぶし”、”塗りつぶし(図またはテクスチャ)(P)” を選択します。”図の挿入” では、ファイルを指定したり、クリップボードから画像を得ます。

fig_excel_autoshape_ref_7

2) データを用意します

図に表示する数字列や文字列を用意します。

ワークシート “Data” に “商品名”、”価格”、”注記” を記して用意します。

価格が変わった場合や、注記の内容が変わった場合は、このワークシートの操作だけで済みます。

簡易的なデータベースとなります。

fig_excel_autoshape_ref_6

3) オートシェイプに参照式を与えます

図に参照式を指定して、数字列や文字列を付け加えます。フォントの色やサイズを分けて指定できるように、”商品名”、”価格”、”注記” を分けることにします。

“商品名” と “注記” には、それぞれ長方形のオートシェイプを追加することにし、合計 3つのオートシェイプを使用することにします。

オートシェイプで作成した商品の図には、参照式 “=Data!B2″ を指定します。

フォント、フォントの色やサイズを調整します。

fig_excel_autoshape_ref_8

“商品名” に使用するオートシェイプを追加し、参照式 “=Data!A2″ を指定します。

fig_excel_autoshape_ref_4

“注記” に使用するオートシェイプを追加し、参照式 “=Data!C2″ を指定します。

fig_excel_autoshape_ref_5

これで完成です。

4) もうひと工夫

3つのオートシェイプをグループ化して1つの部品にしてしまえば、全体的な編集が楽ですし、再利用も簡単かと思います。

 

私たちの身の回りのことでソフトウェアを利用する場面はいくつもあります。

利用可能なソフトウェアは有償、無償、ライセンス形態もさまざまです。

利用するソフトウェアを増やす前に、利用しているソフトウェアの可能性を考えることも1つの選択肢ではないでしょうか。

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