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DRAFTSIGHT は2次元だけでなく3次元の作図もできるんです

無料で利用可能な CAD のひとつに DRAFTSIGHTがあります。2次元の設計しかできないと思われがちですが、3次元の設計もできることを紹介します。

更新日: 2015年03月11日

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DRAFTSIGHT とは

ダッソーシステムズの CAD です。

無料版と有料版があり、無料版でも十分な機能を持つ優れたCADです。

Linux、Mac OSX、Windowsで動作します。最新版は64bit版のみになっています。

無料版には使用期間や機能の制限はありません。アクティベーションは必要です。

DRAFTSIGHT は、DWG 形式の CAD データを参照し編集できます。それだけでなく、DWG形式のデータを新規に作成することもできます。

出典:DRAFTSIGHT

DWG 形式の CAD データについて

DWG は、オートデスク社の AutoCAD が採用している CAD データの標準ファイル形式です。

建築や機械設計などで広く使われているファイル形式です。

出典:AutoCAD

DRAFTSIGHT の操作は AutoCAD と同じ

筆者はAutoCADで作図を行ったり、AutoCADのオペレータ教育を担当した経験があります。

AutoCAD で作業効率を上げる方法のひとつとして、マウスでの操作に加え、もう一方の手でコマンドや座標入力を行うことです。マウス操作だけの場合と比較すると、圧倒的な差が出ます。

DRAFTSIGHT は、AutoCAD のコマンドをそのまま使えます。筆者が DRAFTSIGHT を使う時は

AutoCAD の操作思い出しながら作業を進めています。全く支障がありません。

DRAFTSIGHT は制限の無い無料版があることから、筆者は AutoCAD から DRAFTSIGHT に移行しました。

DRAFTSIGHT による3次元設計

さて本題です。実際に DRAFTSIGHT で 3次元の作図を行ってみます。

作図はワイヤーフレームで行います。ワイヤーフレームとは線によって構成した図のことです。

3次元の座標を与えて線を引いていくことで作図します。

コマンドモードでは次のような入力で線を引くことができます。原点からX軸方向に100[mm]の位置へ線を引きます。

l [Enter]          ← “l” とは “LINE” の省略形を示します。”LINE” と入力しても構いません。

0,0,0 [Enter]     ←線分の書き始めとなる座標(x,y,z)

100,0,0 [Enter]  ←線分の終わりとなる座標(x,y,z)

座標の指定など、慣れてしまえば簡単に作業を進めていくことができます。

途中の作業は割愛し、サンプルは完成とします。以下の図がその完成した図です。

fig_draftsight_1

次の図は、作図した結果を回転させたようすを示します。

rollview コマンドを実行し、マウス操作で図を回転させています。

fig_draftsight_2

座標指定のポイントは、X-Y平面に対してY軸の座標を決めていくことにあります。状況によって、X-Y平面を定義し直して作図を進めることになります。これも慣れてしまえば簡単です。

メニューやアイコンからコマンドを選択するかコマンドを直接入力し、座標を入力するかマウスで選択し、時々、回転や拡大/縮小を行って全体的な確認を行って作図を進めて行くことで3次元の設計を進めて行きます。

実用性について

筆者は、仕事でもプライベートでも、DRAFTSIGHT を使用しています。

仕事では、3次元で作図を行い、加工して頂く社外のパートナーや社内の仕事仲間に仕様説明を行う時に使っています。図を回転させたり拡大と縮小を行うことでお互いに理解を深めることができます。

3次元作図機能によって、DRAFTSIGHT はコミュニケーション・ツールにもなるのです。

 

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